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経営幹部にプレゼンする機会を得られる人は、信頼が厚く、実績がある人物だろう。だが、誰しも答えに窮する厳しい質問を浴びせられたら、平常心を保つことは難しい。緊張してうまく言葉が出なかったり、要領を得ない回答に終始したりする。本稿では、困難な状況を冷静に乗り切るための4つのステップを紹介する。


 数字がかなり落ちているようだが、どういうことだ?

 経営会議で上層部からこのような質問を突きつけられたら、あなたはどうするだろうか。私がコーチングをしている企業幹部と同じだとすれば、身体中から嫌な汗がにじみ出て、喉の渇きと干からびた脳と戦っている間、呆けたような目で質問者を茫然と見つめ返している。そんなところではないだろうか。

 そして、こう考える。「終わった。とうとう用済みだと言い渡されるに違いない。自分のキャリアもここまでか」

 上級管理職へのプレゼンテーションの前に何時間リハーサルしたとしても、結局、手厳しい質問をされて固まる。それまでの準備も、慎重に編集したスライドも認められることなく終了だ。あなたに残されるのは、その瞬間、答えに窮したという事実である。

 経営幹部にプレゼンをする人は、明らかに信頼され、仕事に精通し、実績がある。その場で質問を受けて立つ方法を知っている。頼れる知識と経験があるからだ。しかし、経営陣から鋭い質問をされたら、すなわち答えられない質問をされたときには、どう回答するのが正解なのだろうか。

 以下、わからないことを聞かれたときの答え方を4つ紹介しよう。