●仕事開始のルーチンをつくる

 米国の国民的な子ども番組の司会者だったミスター・ロジャースは、上手な切り替えの手本だった。あの有名なオープニングソング、「イッツ・ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド」を歌いながら、彼がカーディガンに着替えて靴を履き替えると子どもの時間が始まることを、何世代もの子どもたちが理解していた。

 仕事を始めるときに歌を歌う必要はないし(本当に歌いたいのなら止めませんが)、カーディガンに着替える必要もない。だが在宅勤務であっても、毎朝、同じことをするようにしよう。

 たとえば、皿を食洗機に入れ、まだついている夜間の照明を消してまわり、1杯のコーヒーを入れてから、PCの前に座る。あるいは、少しエクササイズをして、シャワーを浴びてから、携帯のメールをチェックする。

 何でもかまわないので、あなたに合うことを毎日、同じようにしてみよう。大切なのは、「さあ、いまから仕事の時間だ」と脳に教えてやることだ。

 ●プランを立てる

 仕事でも仕事以外の時間でも生産的かつ明快でいられるよう、1日の計画を立てよう。ミーティングの時間はいつか、どのプロジェクトに取り組むべきか、メールへの返信といったタスクはいつ実行するかを明確にする。

 仕事を終えた後の夜のプランも立てておくといい。何か片付けたいことがあるのか、あるいは、ただリラックスしたいのか。すべての事柄に時間を割り当てるのだ。

 たとえば、就業時間中にプレゼンテーションを準備する時間を割り当て、夜、子どもが参加できるアクティビティについて調べる時間を割り当てる。こうしておけば、プライベートの時間に仕事をしなくてはと焦ったり、仕事の時間に個人的なことをしなければと感じたりせずにすむ。

 こうしたプランを立てる時間としては、朝、仕事を始めるとき、あるいは仕事の時間を終えるとき、夜の就寝前などが一般的だ。あなたに一番合った時間帯を選ぶといい。そして、この習慣を根付かせるために、カレンダーで繰り返し通知を設定しよう。