●小規模の供給業者

 小規模な供給業者には前払いをする。彼らの生産が回復したときに必要となるものに備えて、いま必要な現金を提供するのだ。これは、あなたの行きつけの店舗が営業を続けられるように、商品券を買って応援するようなものだ。

 ●医療従事者

 世界には基本的な医療品の不足が深刻な地域もあるが、グローバル企業なら世界各地に調達ルートを持っているだろう。中国と韓国ではマスクの需要は落ち着いたが、欧米ではまだ不足している。

 企業は、物資を入手できるところから必要とされているところへ、購入して輸送できるはずだ。役に立ちそうな在庫があれば何でも活用して、最も有用なところへ送り、損失は引き受ける。

 ●コミュニティ

 大企業は自社の基金や財団を利用して、食事の配給所や無料診療所などの非営利活動を支援し、事業の拠点としているコミュニティの差し迫った必要に対処する。

 大企業がさまざまなステークホルダーを支援するために特別な行動を取ることは、誰も期待していないし、誰に求められているわけでもない。しかし、大胆かつ創造的な取り組みでいますぐ手を差し伸べることは、企業にとって将来のレガシーを決めるだろう。


HBR.org原文:Coronavirus Is Putting Corporate Social Responsibility to the Test, April 01, 2020.


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