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あなたは同僚や部下との挨拶を、定型文のやり取りで済ませていないだろうか。本当は誰かに辛い状況を打ち明けたい人に、無理やり「元気だ」と言わせていないだろうか。従業員が自分らしく働ける職場は仕事のパフォーマンスも上がりやすく、オープンな関係を築くことは重要である。本稿では、職場の仲間達に心を開いてもらうための6つのステップを紹介する。


「どう、元気?」は、職場でよく挨拶がわりに使われる質問だ。それに対する「元気、そっちは?」という返事も、定型文のようになっている。

 質問して答えて、そして自分の仕事に取り掛かる。そうしながら、私たちは、怒りや悲しみ、ネガティブな部分も抱えた丸ごとの自分、ありのままの自分でいられる職場環境をつくるチャンスを逃している。

 本当に元気かどうかを伝えられることが、なぜ大切なのだろうか。オーセンティシティ(自分らしさ)を感じられる職場ほど、従業員の仕事に対する満足度、エンゲージメント、パフォーマンスのレベルが高いことが、調査によって報告されている。

「でも、元気ではない人がいたら、どうすればよいのか?」。そう思っている人もいるだろう。

 同僚を支えるのに、プロのコーチやセラピストである必要はない。ソフィー・リーゲルと著したOvercoming Overthinking(未訳)では、こう述べた。「人の感情に寄り添うには、相手に耳を傾け、理解を示し、審査をしないこと(中略)(そして)求められた場合にのみアドバイスをすることです」。

 これ以外に、「元気」ではないかもしれない人から本当の気持ちを打ち明けてもらうための6つのステップを紹介したい。