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誰しも多忙であるが、自分がなぜ忙しいかを考えたことはあるだろうか。人が「時間が足りない」と言うとき、実際には「判断力が足りていない」ことがほとんどで、有意義ではないことに時間を費やしていると筆者は指摘する。本稿では、「ニュー・リッチ」の仲間入りをするために生産性を高める5つの方法を紹介する。


 人は誰しも多忙である。というより、あまりに忙しい。請求書の支払いがあり、住宅ローンがあり、子どもの面倒も見なくてはならない。そしてもちろん、仕事の締切りがある。

 こうしたあらゆる義務によって、私たちは自分のための有意義な時間も、他者との有意義な関係を築くための時間も、少ししか持てない。

 だが幸いというべきか、人は時間が足りないと言うとき、実際には「判断力が足りない」ことを意味している。そして、これは変えることができるのだ。

 ほとんどの人は、お金の使い方にはきわめて慎重だ。しかし時間に関しては、あまり注意深く考えない。

 自分の時間を取られるさまざまな馬鹿げた依頼や要求に、イエスと応じる。何でも至急扱いにする。無意味な会議に参加する。仕事のクオリティが落ちるのを恐れて、他者に任せることを拒む。毎日をメールの受信箱とスマートフォンに縛られて過ごしている。機械に任せられる作業を、頑なに人力でやり続けている。

 時間は金銭とは違い、失った分を稼いで取り戻すことはできない。

 がむしゃらな頑張りによって、自分らしさやステータス意識を感じることは容易だが、それは結局、何のためだろうか。緩和ケアの看護師ブロニー・ウェアの著書『死ぬ瞬間の5つの後悔』によれば、人々が死の床で最も後悔するのは「働きすぎ」であったという。

 ニュー・リッチ――時間を賢く使うことで、より多くの自由時間という贅沢を享受できる者――の仲間入りをするための第一歩は何か。

 筆者が「仕事の生産性を上げて1日6時間労働を実現しよう」で述べたように、より少ない時間でより多くを成し遂げることは実際に可能であるという、パラドックスを信じることだ。信じなければ、デジタル機器の画面を1日11時間も見て過ごすような生活に甘んじることになる。どちらかを選ぶのは、あなた自身だ。

 自分の時間を取り戻すことを選ぶのであれば、まずは以下のことを始めてみよう。