(1)社内の新しい仕事に手を上げる

 組織でプロジェクトを行うときはチームを組むことが多いが、最初に協力者を募る場合がある。たとえば、ブレーンストーミングへの参加や新人教育、社内報への記事の寄稿などだ。そのときは必ず、自分のスキルと「興味」に合ったプロジェクトを選ぼう。

 一部の専門家は、新しい仕事に取り組もうとするこの意志を「組織市民行動」と呼ぶ。この行動は充実感を劇的に高めるという。

「よい組織市民であることは、働くことをより有意義で、いっそうやりがいのあるものにする。業績評価の向上にも資するので、個人的にも職業的にも満足感が得られる」と、オクラホマ大学教授のマーク C. ボリノとテキサスA&M大学准教授のアンソニー C. クロッツは言う。

 ただし、こうしたチャンスを見つけるのは、あくまであなたである。向こうから見つけてくれるものではない。

 まずマネジャーや人事に対して、必要なサポートを確認することから始める。自分の余力については現実的になろう。組織市民活動が常態化したら、あなたの責任範囲が広がった分だけ、マネジャーに職務内容や職位を見直してもらうことは理にかなっている。キャリアアップにも大きく影響する可能性がある。

(2)同僚のサポートを申し出る

 調査によると、同僚へのサポートは大きな充実感につながることが多い。そこで、自分のスキルや経験を同僚のサポートにどう活用できるかをマネジャーに相談する。同じフロアにも、パワーポイントで力を貸してほしいと思っている人が必ずいるはずだ。企業の中には、正式な社内メンターシップ制度を導入しているところもある。

 私はシニアライターとして、ジュニアレベルのライターにまず、私の「やることリスト」に載っている課題に取り組んでもらうことが多い。彼らの専門スキルを伸ばすことに大きな満足感を覚える。そして、自分を誇りに思うことは、自分の仕事を誇りに思うための大きな一歩だ。

(3)同僚に本気で感謝を伝える時間をつくる

 同僚同士、いくら感謝を伝えても伝えすぎることはなく、むしろ伝え足りていない場合のほうが多い。

 与えることは与えられることと同じくらい、気分がよいことはわかるだろう。だから自分の仕事の充実感を高めるためにも、同僚の素晴らしい成果を認めよう。その方法は、対面で、メールで、会議中、社内のコミュニケーションプラットフォームを通じてなど、さまざまである。

 ただし、その感謝は本心からのものであることが重要だ。「ありがとう」や「よくやった」と言うだけでなく、相手が何をして、それがどのような違いを生み、その努力があなたに何をもたらしたかをしっかり説明しよう。

 人の功績を公に認めることは、思いやりのある貴重なチームプレーヤーとして、あなたの評判も高める。

(4)社内外の講座を受講してスキルの向上と拡大を図る

 てこ入れが必要なのは、あなたの仕事ではなく、あなたのスキルかもしれない。自分が向上すべき分野を特定し、学習機会を探そう。

 社外の講座は簡単に見つかるだろうが、まずは会社の学習開発(Learning & Development)部門で有用な(そして無料の)ワークショップやセミナーがないか確認しよう。会社の研修コースなら、社内の知り合いも増え、職場がより楽しく充実したものになるだろう。