TommL/Getty Images

あなたは毎日、膨大な「やることリスト(to-do list)」と戦っていることだろう。終業時間がきたのにリストにほとんど手がつけられず、自分への期待と現実の仕事ぶりが乖離していることに罪悪感を覚える人がいる。だが、その感情は役に立たず、負担になるだけだ。本稿では、その不健全な状態を解消する方法を示す。


 終業の時間がきたが、あなたの「やることリスト(to-do list)」にはほとんど手がつけられていない。なぜもっと多くの仕事をこなせなかったのかと、あなたの中に罪悪感が湧き起こる。しかし、そのような感情は役に立たず、健康にもよくない。

 では、どうすればよいのか。同僚や上司、顧客、それに自分自身の期待に応えられなかったという感情に、どう対処すべきだろうか。自分がベストを尽くしていることを受け入れる方法をどうすれば学べるだろうか。そして、果てしない「やることリスト」に賢く取り組むための戦略は何だろうか。

 ●専門家の意見

「1日の終わりに、その日にやるはずだったことを達成できなかったと恥じる感情は、非現実的な期待から生じたものであることが多い」と、EYアメリカズ・ラーニング研究開発担当ディレクターであるハイディ・グラントは述べる。『だれもわかってくれない』などの著者でもある彼女は、「たいていの人は楽観的すぎる。あれもこれもやろうという期待と予定を持って1日を始める」と語る。

 問題は、「その期待が自分の仕事の現実と乖離している」ことである。そのため、たいてい夕方6時頃になると焦りや罪悪感に苦しむことになると、エグゼクティブ・コーチであり、近著にDisrupt Yourself(未訳)がある著述家のホイットニー・ジョンソンは指摘する。

「リスト中のできなかったことを見て、あなたはきっと、力不足だと心の底に沈み込むような気分になるだろう」。しかし、とジョンソンは続ける。「自分が出来損ないだと思ってはいけない」

 職場で感じる罪悪感を乗り越えるには、自分の「やることリスト」を絞り込む方法を身に付けること、1日に現実的にできることに関する自分自身(ならびに他人)の期待をコントロールする方法を改善すること、さらに期待に応えられなかったときの自分に優しく接することが必要である。

 それらをどのように実行するとよいか、下記に述べる。