●自分の時間の質を大切にする

 どれだけ多くの時間を子どもと一緒に過ごすかは、大切なことだ。子どもと過ごす時間が限られている人なら、できるだけ増やしたいと思うのは当然だろう。しかし、仕事と睡眠以外のすべての自分の時間を子どもと過ごそうとすると、体はそこにあっても、頭と心はどこか遠くにあるという状態になりかねない。

 自分自身を見つめたり、運動をしたり、配偶者や友人とおしゃべりをしたりする、自分のための時間をつくり、子どもに関わる準備ができた状態になってから子どものところに戻ってくるほうが、あなたのためになる。「子どもと一緒に」いる時間が長いだけで、目はスマホやテレビやノートPCにくぎ付けだったり、あるいはうつろな目でぼんやりしていたりと、心が別のところにあるより、ずっといい。

 子どもに与えられる最大のプレゼントは、彼らがあなたの喜びであると伝えることだ。あなたが彼らを見ていて、わかっていて、一緒にいるのを喜んでいると伝えることだ。

 たとえば、子どもが部屋に入ってくると、あなたの目が輝く。アイコンタクトを大切にする。子どもがやっていることに気づき、慈しむ。積み木で遊んでいるときも、公園を走り回っているときも、ゲームをしているときも、子どもはいつもチラッと振り返って、その眼差しであなたに問いかける。「見てる? 気がついた? 僕のこと好き? 私のこと誇らしい?」

 もしあなたがバーンアウトの状態になり、子どもが目の前にいるのに、離れて休みたくなっているなら、子どもを心から肯定してあげることはできない。子どもに十分に寄り添えるようになるために、自分に休みを与えてほしい。

 ●何が必要かを明確にする

 自分のケアをするのはよいことだと、ある程度、認められるようになったら、具体的に何が自分の充電に役立つのかを明確にすることが大切だ。親のセルフケアとして一般的なものを、いくつか挙げよう。

・運動
・昼寝
・自然と触れ合う時間
・読書
・配偶者やパートナーと過ごす時間
・友人と過ごす時間
・一人になる時間(特に内向的な人の場合)
・片付けをする時間
・祈り
・日記をつける
・絵を描くなどの芸術表現

 自分がリフレッシュできるような、簡単にできる日常的な活動を見つけて、子どもと一緒にいるときには、子どもに心を注げるようにしよう。理想的には、そのうちのどれかが、あなたのライフスタイルの習慣の一部になって、エネルギーのタンクが空っぽになる前に日頃から補充できるといい。