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新型コロナウイルス感染症に関するニュースが報じられない日はない。終着点は誰にもわからず、不安な気持ちで毎日を過ごしている人も多いだろう。リーダーにとって、こうした状況でメッセージを的確に伝えることは重要な役割である。本稿では、そのために有効な5つのステップを紹介する。


 飛行機が突然、不安定な気流に巻き込まれた経験は誰にでもあるだろう。熟睡していたら大きな衝撃に起こされたり、トイレに行こうとしたら、よろけて誰かの座席にしがみついたり。やがてパイロットのアナウンスが流れる。

 そんなとき、私たちはどんな言葉を期待するだろう。しばらくガタガタ揺れるけれど大丈夫――そう思わせてくれるメッセージではないか。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への不安が世界を覆う中、突然の揺れを感じているのは航空業界だけではない。多くのビジネスリーダーは、社内のチームに、そして社外のクライアントに、先行きの不透明性をどのように伝えるべきか考えあぐねている。

 開催間近の会議に出席するのか、合意した計画を実行に移すのか――。不透明な状況に直面したとき、どのようなメッセージを発信するかは、リーダーシップにおける永遠の課題と言っていいだろう。

 筆者のチームは、このトピックについて、航空業界のほかフォーチュン500の企業に助言してきた。それぞれの担当者は、複数のオーディエンスに向けて発信する重要なメッセージを管理する立場にあった。そこで、きわめて有効であることがわかった5つのステップを紹介しよう。