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自制心の強さで目先の誘惑に打ち勝つ生き方は、健康面や金銭面、キャリア面で多くのメリットをもたらす。たしかに、過食や浪費、喫煙などが習慣化されにくいことは有益であろう。しかし、よいことばかりかといえば、必ずしもそうではない。本稿では、自制心がもたらす6つの負の影響を紹介する。


 長期的目標の妨げになるような目先の衝動を抑える能力が高いのは、成功している人に共通する特徴である。研究によると、自制心の強い人は、より健康で、よりよい人間関係を築き、金銭面でもキャリア面でもより優れた実績を積み重ねている。過食や浪費、喫煙、アルコールや薬物の乱用といった問題を抱える傾向が少なく、先延ばしや非倫理的な行為に走ることも少ない。

 誘惑に負けない自制心は、本質的に有益らしい。自制心の強い人は自分の生き方に満足する傾向があり、自分の人生により意義深さを感じているというのだから。

 しかし誘惑に抵抗するのは、本当に、常によいことなのだろうか。数こそ少ないものの、近年増えているのは、自制心のよくない側面に焦点を当てた研究だ。組織内での生き方にも重要な影響を及ぼす内容となっている。