変えることはできるのか

 忘れてはならないのは、我々の研究が、調査の参加者が同僚とどれだけ「精神的」なサポートを交換したかのみを確認したことだ。

 男性の中には、仕事で疲れて帰った後、会話をする気力はなかったが、食事をつくったり皿洗いをしたりはした、という人がいる可能性もある。それでも、配偶者が必要なサポートを得られるためには、夫婦が相手をサポートするベストな方法を知っていると役に立つ。

 それを探るために、オランダの24~66歳の共稼ぎ夫婦の女性28人、男性24人にインタビューを行った。87%が子持ちで、平均して週38時間働いていた。家に帰ったとき、配偶者からどのようなサポートを得たいか尋ねた。

 2つのシナリオを想起してもらった。1つ目のシナリオは、仕事で精神的に疲れて帰ったとき。2つ目は、仕事で精神的に報われて帰ったとき。両方のシナリオで、配偶者にしてもらって最もありがたいことと、最もありがたくないことを聞いた。

 このインタビューから、仕事で疲れて帰ったとき、役立つサポートを提供する難しさが見て取れる。効果的とそうでないサポートの差は紙一重だ。

 たとえば、回答した男女ともにフィードバックをありがたいと感じていたが、それは自分のとった行動を評価してくれたり、あまり批評的なことを言われたりしない場合に限る。ある女性は、こう説明する。「最悪なのは、批判的な質問ばかりして、私の言うことを何でも否定するとき」。

 同様に、解決策やアドバイスを提供したときも、どちらにも転びやすい。悩みの解決に積極的に参加してくれるのを嬉しいと思う人もいれば、ただガス抜きしたいだけだという人もいる。また、配偶者がその日の出来事を話すのをどう思うかについても、ばらつきが見られた。嬉しいという人が一握り、20%は愚痴がすぎるとイライラすると答えた。