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就職面接では、面接官の心象が合否を大きく左右する。そのため、本心では相手の発言に異議を唱えたい場面でも、うなずいてしまうこともあるだろう。だが、自分を偽って入社したところで長続きせず、健全な議論を恐れるべきではない。とはいえ、単に「同意できない」と言ってしまうと会話が続かないので、伝え方は重要である。本稿では、面接官に上手に反論する4つのコツを示す。


 就職の面接で最大の目標は、面接官を感銘させて採用されることだ。そのためには愛想よく、相手に同意しなければならないと考えがちで、互いにうなずく場面が増えるだろう──面接官が言っていることに、必ずしも同意していなくても。このような善意の不誠実さは、採用されるためには役に立つかもしれないが、いざ働き始めた後は、思い込みと誤解がこうじて苦しくなりかねない。

 長期的な成功を考えれば、面接では正直に話すべきだ。雇用主が求める人物像(だとあなたが思う姿)ではなく、本当のあなたを見せるのだ。実際、双方が真摯に取り組む面接は、ある種の健全な意見の相違が存在して、面接を受ける人の好奇心と協力性を示す機会になる。それを衝突と捉えるのではなく、健全な議論や問題解決の出発点と考えよう。

 ただし、「同意できません」と言い切ってしまうと、会話はそこで終わる。「私は(この会社の外から見て)このように思います、私は(この分野の専門家として)このような経験をしてきました」という受け答えが、議論のきっかけになる。

 たとえば、面接官は自社のソフトウェア開発が基本的にウォーターフォール型の手法だと説明したが、あなたはアジャイル型のほうが、プロジェクトの進化に合わせて変更しやすく、優れていると思っている。そこで、こんなふうに言うかもしれない。「ウォーターフォール型を使っているのは興味深いですね。私の経験では、アジャイル型のほうがより早く、より正確で、より効果的な結果をもたらします」

 このときの面接官の反応は、多くのことを物語る。「うちの会社ではうまくいかないでしょう」と言われたら、あなたが採用されても、変化を起こそうと思ったときに困難に直面するだろう。

 もちろん、面接官に同意しないことは、簡単にはいかない。面接官とあなたの力学は不均衡だ。一緒に働きにくい人だという印象を与えたり、その場がぎこちなくなったりするリスクもある。それでも面接の前や最中、そして面接後にいくつかの点を注意すれば、起こりうる不都合をコントロールできるだろう。