ステップ3:優先順位とスケジュールを融合する

 優先順位が明確になったら、それぞれに関係する活動をカレンダーに入れる。そうすることで、自然とその活動をすることができ、価値主導の生活を送りやすくなる。

 まず欠かせない儀式をカレンダーに組み込み、次に優先順位に基づいて定期的なものを加える。優先順位をカレンダーの日程で表すと、たとえば次のようになる。

・運動:月曜・水曜・金曜の6:30~7:30、出勤前にジムへ行く。
・家族の時間:土曜の8:00頃、家族と一緒に朝食をとる。
・つながりの時間:子どもの就寝前15~20分間、子どもと思いつくままにおしゃべりする。配偶者とも、就寝前のしばらくの時間、話をする。
・活動の時間:火曜の16:30、娘をダンス教室に連れて行く。
・一人の時間:14:30頃、頭をすっきりさせて気分転換するために、15分間散歩をする。

 それから、これらスケジュールの影響を受ける人々と、どうすればこれが全員にとってうまくいくか、そしてなぜこれが大切かを話し合う。

 配偶者は、あなたがワークアウトに行く日の朝は、子どもの支度を手伝ってくれるかもしれない。そうしたら、あなたは他の日にお返しをすればいい。

 また、子どもをダンス教室に連れて行ったり、その他の課外活動に参加したりした分を埋め合わせるために、残業しなければならない日もあるだろう。でも、寝る前におしゃべりをする時間をとることを説明し、実際にその約束を守り続けるなら、子どもはあなたが自分の話を聞いてくれる、あなたとつながっていると感じるだろう。

 そして、もし価値観に基づくスケジュール調整が、通常の労働時間に影響を及ぼすなら、上司と話し合い、あなたの意図を説明するといいだろう。

 家庭のニーズはそれぞれ異なり、一つとして同じものはない。だが、価値観に基づいてスケジュールを組む大切さは、どの家庭でも変わらない。

 ぜひ、この3つのステップを熟考し、あなたにとっての優先順位と、自身の価値観を反映するスケジュールを立てる時間をとってほしい。そうすれば、あとで振り返ったとき、働く親としての自分の選択に満足できるだろう。


HBR.org原文:Working Parents: Does Your Schedule Reflect Your Values? November 26, 2019.

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エリザベス・グレース・サンダーズ(Elizabeth Grace Saunders)
時間管理のコーチ。時間管理のコーチングとトレーニングを提供する、リアルライフEタイムコーチング・アンド・スピーキングの創設者。著書に、How to Invest Your Time Like MoneyDivine Time Management(以上、未訳)がある。より詳しく知りたい場合はwww.RealLifeE.comを参照。