ステップ2:なぜそれが重要なのかを定義する

 スケジュールに入れる領域、達成のレベル、欠かせない儀式が確定したら、その一つひとつがあなたにとってなぜ大切なのかと理由を考える。それぞれ、あなたが重要だと思う理由を書き出そう。

 理由を考えると、最後までやり通す意志が固くなる。「私は運動すべきだ」と言うのと、「私が運動をしたいのは、元気で長生きして、子どもたちや未来の孫たちと一緒に過ごしたいからだ」と定義するのでは、まるで違う。

 また、優先順位を間違えないようにするうえでも役立つ。たとえば、仕事の50~75%を出張が占める職に就くことを検討する最大の理由が、「一般的に、それがキャリアパスの次のステップだから」ということならば、少し距離を置いて考え直してみてほしい

 この仕事を愛せるか。能力を十分に発揮できるか。あなたの目標と合っているか──。もしそうであれば、前に進もう。だが、単に一般的にそうだからという理由だけで、魅力を感じているわけでないなら、家族と長時間離れる代償を払う価値があるかどうか、真剣に考えよう。仕事には、我々が考えるよりも多くの選択肢があり、成功の形はさまざまだ。

 理由を評価するときは、50年という視点で見てみよう。これまでに書き出したものを見て、「50年後、どのような選択をしたことに満足するだろうか」「私にとって何が大切で、何がそうではないか」と自分に問うてみる。

 いまこの瞬間は、労働契約が何より差し迫った重要なものに見えるかもしれない。だが50年後に思い出すのは、家族との思い出をつくった(あるいは逃した)ことかもしれない。