Chris Stein/Getty Images

働きながら子育てする親は、職場の期待と家庭の期待との狭間で常に頭を抱えている。そのジレンマを完全に解消することは困難だが、自分と、あなたの家族にとって何が最も大切かを見極めて行動すれば、後ろめたさやいら立ちの感情をやわらげることはできる。本稿では、「価値主導のスケジュール」を立てるために役立つ3つのステップを示す。


 ある賢い友人に、こう言われたことがある。「子育ての話をするのは、政治の話をするのと似たようなもの」。たしかに、彼女が言う通りだ。

  子育てはきわめて個人的な性格のものであるため、働く親は「こうあるべきだ」という強い意見を持ちがちだ。職場の期待と家庭の期待、そしてそれに伴うストレス。働く親は、あちこちに引っ張られ、さまざまな問いに頭を悩ます。

 夕食に間に合うように帰宅できるか。夜の習い事に車で送迎してあげられるか。子どもを寝かしつける時間までに家に帰れるか。出張は何回を超えると多すぎるのか。運動の時間をとろうとすると、子どもの登校前に家を出るか、子どもよりも遅く帰宅することになるが、それでもいいのか。家族と一緒に過ごす時間が足りない気がするが、それでも友人と会う時間をつくっていいのだろうか──。

 私は時間管理のコーチとして、子育てのスタイルを批判するつもりはなく、あなたが自分自身の価値観に沿った人生を生きられるように応援したいと思っている。特に働く親の場合、自分の時間に意識を向ける必要がある。

 その一つが、価値主導のスケジュールを立てて、それに沿って生活することだ。

 価値主導のスケジュールでは、あなたとあなたの家族にとって何が一番大切かを判断し、その優先順位に沿ってカレンダーを作成する(スケジュールに、家族とあなたを組み込むのではない)。そうすれば、最も大切な人たちや活動に時間を使えていないと後ろめたくなったり、いら立ったりすることなく、自分の時間と子育ての選択肢に満足できるようになる。

 私のクライアントである働く親たちに効果的だった戦略に基づき、価値主導のスケジュールを立てるための3つのステップを紹介しよう。