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常に理想の仕事に就いていたいと思うのは当然だが、完璧なキャリアにもいつか終わりがやってくる。不採用通知をもらって落ち込むのは仕方ないが、気持ちを切り替えて、次に進まなければならない。筆者は、不採用という現実に押し潰されることなく、新たなチャレンジへと踏み出すための4つの戦略を示す。


 完璧なキャリアを築いてきたプロフェッショナルなどいない。いずれあなたは、夢にまで見た仕事に応募し、そして不採用になる。

 しばらくの間、落ち込んでしまうのは自然なことだ。しかし、やがては意志の力で気持ちを切り替えなければならない。これは夢を捨てるという意味ではなく、見直すという意味である。失望を乗り越え、行動を起こすために使える4つの戦略を紹介しよう。

 ●不採用の事実を長い目で見る

 またとないチャンスをつかみ取れなかったのは、死の宣告を受けたも同然で、もう一生、人生の目標を達成できないと感じるかもしれない。もちろん、実際はそんなことはないのだが、頭でわかっていても、不採用になった直後には何の慰めにもならない。

 そんなとき、助けになるステップは、自分が過去に失敗した歴史を振り返り、挫折によって別の道をどんなふうにして切り開いていったかを、よく考えることだ(私の場合、2001年にジャーナリズム界を襲った解雇の第一波で失業したおかげで、心機一転、新たな職業人生を歩み出す時間を十分に取れた)。

 ●フラストレーションをモチベーションに向ける

 私が大学4年生のとき、医者になると決めていたクラスメイトは、全米のメディカル・スクールから送られてきた不合格通知を寮の部屋のドアに画びょうでとめて、皆に見えるようにした。彼女は不合格をものともしない姿勢を見せて自分を追い込み、最終的には軍隊に入って医者としてのトレーニングを受け、いまでは内科医として活躍している。

 もし何らかのスキルや経験に欠けていて不採用になったとすれば、憤りを生産的に利用して、結果を生み出すチャンスでもある。新しいコンピュータ言語の習得や資格の獲得は、面倒でイライラするかもしれない。しかし、怒りを利用して自分を前進させてくれる。もう二度と、資格がないからという理由で不採用だとは誰にも言わせないようにしよう。

 不採用通知を何度も受け取って落ち込み始めたら、ローレン・エスクレイス・ウィンクラーとエイレット・フィッシュバックの研究チームが提唱する、反直観的な戦略を試してみるのもいい。

 この2人が発見したのは、自分と同じような状況下にある人にアドバイスを与えると、自分自身のモチベーションも高まりやすいということだった。職探しをしている仲間の相談に乗った後なら、就職活動を再開する元気が出るかもしれない。