●自分の成長と会社に対するコミットメントを示す

 真剣な姿勢を示す一つの方法として、自分の成長と会社への貢献につながるスキルを学ぶために、社外で時間を投資する。現在の仕事に役立つ講義を受けたり、習得したい分野の資料を読んだりしよう。たとえば、戦略のスキルを磨きたいなら、上司に(上司の上司にも)書籍を推薦してもらうこともできる。あるいは、会社の目標達成につながると同時に、自分を成長させる機会にもなるプロジェクトに関心があることを、上司に伝えよう。

 ●自分の成功よりもチームの成功を考える

 野心がある人ほど自分の成功を第一に考えたいかもしれないが、組織の上層部は、誰が協力的で周囲を支援しているか、見ているものだ。彼らは、成功の最大のチャンスはチームワークにあると考えている。「ほかの人の成功を助けるために時間を割いて助言している人は、本人の申告にせよ、同僚の報告にせよ、すぐにわかる」と、デイブは言う。「周りの成長を手助けする人は、とても貴重な存在だ」

 ●自分の仕事に関する数字を把握して、責任を持って取り組む

 どのような仕事を担当していても、その大小にかかわらず、詳細まで理解しておくこと。パフォーマンスを測る基準や、(収入、利益、損失など)最も重要な分析について、いつでも議論できるようにする。

 大きな組織の中で自分がどのような立場にいるのか、十分に理解しておきたい。特に、プレゼンテーションや会議、プロジェクトの報告会など、あなたに注目が集まるときは、そのような理解が重要だ。自分の貢献の価値を証明できれば、一人の従業員としてもチームのメンバーとしても自分の価値を証明できる。上層部があなたに注目すべき理由を、伝える機会にするのだ。

 ただし、そのためには、自分の失敗の責任をすべて負うという姿勢も必要だ。「言い訳はしない」心構えを持とう。そうすれば、優れたリーダーシップに不可欠な自己認識の高さを示すことができる。

 ●有限実行、かつ成果を出す

 何かに取り組んだら、よい成果を出すことに専念する。上層部は新しい機会に際し、仕事を遂行して、よい結果をもたらした実績のある人を探すものだ。つまり、あなたの名前が実績と結びついていなければならない。小さなプロジェクトで大きな成果を残せる人は、次はより大きなプロジェクトを任せられるだろう。

 ●戦略的に考える訓練を怠らない

 戦略的思考を身につけることは、より責任のある役割を果たすために不可欠だ。優秀なリーダーは、仕事を俯瞰すること(戦略)と、仕事を動かすこと(日常の業務)のバランスを知っている。俯瞰する際は、やることリストの先を見て、どの機会が組織としてより大きな目標を達成するうえで役立つかを、戦略的に考える。そのためには全体を見て、それを踏まえて決断を下さなければならない。

 このスキルは、自然に身につくとは限らない。「戦略的な思考力を磨くためには練習が必要だ。練習して鍛える筋肉である。練習するほどうまくなる」と、チャックは言う。