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プレゼン中に聴衆が飽き始めたら、すぐに気づくだろう。メールをこっそり打ち始めたり、隣の人に話しかけたり、無関心を象徴する仕草はさまざまだ。彼らの注意を引き戻すのは容易ではないが、話を最後まで聞いてもらいたいという気持ちがあるならば、自分で何とかするしかない。スピーカーとして経験豊富な筆者が、苦況を乗り越えるための4つの戦略を提案する。


 プレゼンテーションの途中で聴衆が話を聞かなくなったら、すぐにわかる。携帯電話を取り出して、テーブルの下でこっそりメールを打つ。身を乗り出して大切なポイントでうなずく代わりに、うつむいたり、足で床をトントンと鳴らしたりする。大胆にも、隣の人と小声で話し始める人さえいる。

 大切な情報を伝えようとするとき、聴衆が見るからに興味を失っていると、スピーカーとしては意気消沈するものだ。それでも聞いてもらいたければ、何とかして彼らの注意を、もう一度自分の話に引き戻す方法を見つけるしかない。

 私はプロのスピーカーとして、過去5年間で300回以上の講演をこなし、さまざまな悪条件のもとで多くの聴衆に語りかけてきた。近々リストラがあるというニュースに従業員が動揺しているという深刻なものから、ランチタイムの講演でナイフやフォークがガチャガチャと音を立てる中で聞いてもらえるよう奮闘するという陳腐なものまで、いろいろあった。

 そうしたとき、会場で主導権を取り返すのに役立ったのが、次の4つの戦略である。