デジタルトランスフォーメーション(DX)による競争環境の劇的な変化の中、グローバルM&Aもより複雑化・大規模化しています。2019年8月19日に開催された「Japan M&A Conference 2019」では、激変するM&Aのトレンドを読み解くとともに、具体的なケーススタディが紹介されました。

 オープニングに登壇した、アクセンチュア 常務執行役員 戦略コンサルティング本部 統括本部長 シニア・マネジング・ディレクター 牧岡宏は次のように述べています。

 デジタルテクノロジーはビジネスのあり方を大きく変えていますが、M&Aも同じです。DXによってファンクションのコモディティ化が進行している近年、従来のように経験則に基づくステップアップという世界観だけでディールを進めるのは困難になってきています。そうなりますと、既存事業をDXによって効率化し、新規事業にリソースを投入してスケールアップさせる事業構造の変革(ピボット)が重要になってきます。今後は、このピボットをいかに早く上手に回すか。M&Aの成功の鍵はここにあります。

「Japan M&A Conference 2019」は、M&Aに関して6つのテーマを取り上げていますが、ここでは最後のパネルディスカッション「招待者講演~大企業のスタートアップとの共創。トップランナーが見ている世界」の模様をレポートします。