キャリア中期の専門職の人は、自分がどのように仕事をしているのか、あらためて正直に考えてみよう。たとえば、次のように自問する。

・自分の関与が変化を起こしているかどうかを考えることなく、日々のスケジュールと「やることリスト」をこなすことに追われていないか?
・現状を維持した場合の結果や、変化がもたらす見返りについて真剣に考えることなく、変化を批判していないか?
・自分の仕事を増やしそうな決断や、自分が避けたいリスクを取る事になりそうな決断を、避けたり先延ばしにしたりしていないか?
・リーダーの仕事とマネジメントの仕事はどのように違うかを理解するために、手助けを求めているか?
・自分がどのようなリーダーか、どのようなリーダーになりたいのか、明確に説明できるか?

 1~3番目のうち一つでも答えが「イエス」か、4~5番目のいずれかが「ノー」ならば、キャリアが行き詰まらないように支援を求めたほうがいいかもしれない。助けを求めようとせず、この問題を避けるなら、自分のキャリアを導く力をみずから手放すことになる。

 責任と向き合おう。忙しすぎて自分の将来を考える暇もないという人は、やるべき仕事をしていないだけだ。


HBR.org原文:Are You at Risk of a Mid-Career Rut? September 05, 2019.

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ローレンス・ミンスキー(Laurence Minsky)
コロンビア・カレッジ・シカゴ准教授。近著にGlobal Brand ManagementThe Activation ImperativeAudio Branding(いずれも未訳)がある。

ジュリア・タング・ピーターズ(Julia Tang Peters)
Cレベルのエグゼクティブにリーダーシップの助言を行っている。著書に、Pivot Points(未訳)がある。