直接的な表現を和らげるには、どのような言葉使いがより望ましいのだろうか。仕事上では、言い換えたほうがいいフレーズが3つある。

 ●「I think(と思います)」は避ける

 会議で発言する際、自分がその問題の専門家ではないことを示そうとして「?と思います」と言う人が多い。むしろ、あなたの情報を実証する「In my experience, I've found(私の経験では~でした)」、あるいは組織全体の重みを持たせた「our view is(私たちの見解は)」というフレーズを使おう。

 ●「 I may be way off base(的外れかもしれませんが)」は避ける

 従来にはないことを言おうとするとき、このフレーズを使う人がいる。だが、こうした表現を使うと、話す前から意見の価値を下げてしまう。むしろ、創造的思考を示すように「Let's look at this from a different perspective. What if…?(これを別の視点から見てみましょう。もし~だったらどうでしょうか)」と言ってみよう。

 ●「Sorry(すみません)」は避ける

 会議で相手の話を遮ったり意見を言ったりするときに謝る人がいるが、それでは信用と権威が失われてしまう。むしろ、「thank you(ありがとうございます)」と言って、あなたの意見を続けよう。

 言葉は大切である。あなたが使う言葉は、話し手として、あるいはリーダーとして、あなたが有能かどうかを左右する。一般的な見方に反するが、時と場合によっては、フィラーや直接的な表現を和らげるフレーズを使っても構わない。こうした言葉のインパクトを理解し、戦略的に使うのが大切だ。


HBR.org原文:Why Filler Words Like "Um" and "Ah" Are Actually Useful, August 26, 2019.

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アリソン・シャピラ(Allison Shapira)
ハーバード・ケネディ・スクールでコミュニケーション術を担当。またグローバル・バブリック・スピーキングの創設者兼CEOでもある。同社は頭角を現しつつあるリーダーや重鎮のリーダーが、明確、簡潔、かつ自信をもって話せるようにトレーニングを提供している。新著にSpeak with Impact(未訳)がある。