・あなたが新入りである
グループや同僚の間で、あなたの評判まだ確立していないなら、1回のやり取りだけで人格を推し量られてしまうかもしれない。たとえば自己中心的、頑固、新しい考えにオープンでないと見られてしてしまう可能性がある。

・あなたのパーソナルブランドにすでに傷がある
これまでの評判から、あなたの意見が間違っているからではなく、欠点のせいで却下されやすくなっているなら、ノーと言うことのリスクは高まる。たとえば怠慢、自己中心的、度量が狭いというレッテルを貼られていると、新しいプロジェクトにノーと言うことのリスクは高まる。

・忠誠心が試されている
グループの意思決定では、反対イコール忠誠心がないと見なされがちだ。ある意見に賛成するかどうかが、グループの利益に対する献身の試金石になることがある。忠誠心がグループへの献身の判断につながるとき、ノーと言うリスクは高くなる。

・強力なリーダーや不安のあるリーダーに逆らう
リーダーの考えに賛成しないのはリーダーの権威への敬意が足りないからだと解釈されそうなときに、ノーと言うのは難しい。またリーダーが不安を抱えていると、あなたが示した懸念を自分自身への懸念としてとらえ、アイデアではなく自分が否定されていると思うかもしれない。

・グループの決定に反対する
意見が一致した喜びにみなが浸っているとき、ノーと言うのは簡単ではない。グループは無意識のうちに、結果よりもつながりを重要視し始めることがある。そうしたことが起きた場合、反対するとグループ全体の雰囲気を壊しているように見られる。実際には有益かもしれない反対意見も、歓迎されないばかりか、むしろ怒りを買ってしまう。

・誰もが意思決定のプロセスに疲弊している
グループが意思決定のプロセスに疲弊しているとき、ノーと言うことは難しくなる。長時間にわたる激しい議論から解放されるというだけで、大きな喜びがある。気をつけないと、結果よりも決定することが大事になってくる。いまの結論にたどり着くまでに多大な労力をつぎ込んできたのに、あなたから3歩後退することを求められるのだ。彼らにとっては、無駄やゼロからやり直すかのように感じられる。当然、抵抗されるだろう。

 リスクを軽減するカギは、この問題の心理面を理解することだ。人々があなたの反応に失望することは、避けられないかもしれない。肝要なのは、その失望を侮辱にまでエスカレートさせないことである。あなたは目の前の話題に対する自分の意見と、それに対する関係者の感情を切り離したいと思うだろう。

 異を唱えるときに、あなたが帰属するグループからの拒絶反応が膨らむのを防ぐための、いくつかのヒントがある。