2012年7月号

資本主義:進化の罠

「ROE」と「競争」は絶対的な概念か

クリストファー・マイヤー

クリストファー・マイヤー

モニター・タレント 創業者

ジュリア・カービー

ジュリア・カービー

『ハーバード・ビジネス・レビュー』エディター・アット・ラージ

先進国で受け入れられている資本主義の精神。そこには2つの素晴らしい概念がある。それは、ROE(株主資本利益率)と「競争」だ。これらの概念はもともと、「最大多数の最大幸福」の実現を目指していた時代に生まれたものだ。「いかに資源を配分するか」というような差し迫った問題に対して、効果的な解決策と考えられていた。 数世紀経った現在、このROEと競争の概念は、先進国で非常に重視されている一方、対処すべき課題が変化しているため、食い違いが起きている。そのため、いまや多くの人が「資本主義は失敗した」と断言している。しかし、広い意味での資本主義はいまもなお、社会を繁栄へと導き、生活の質を向上させるため最も効果があり、融通が利く、盤石な仕組みである。 本稿では、ROEと競争の本質を理解することから、進化した資本主義の罠を解説する。あわせて、新興国の発展から新たな資本主義の秩序が生まれる可能性を検証する。

クリストファー・マイヤーモニター・タレント 創業者

ジュリア・カービー『ハーバード・ビジネス・レビュー』エディター・アット・ラージ

PDF論文:15ページ[約4,042KB]
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