あなた自身のパーソナル・フィロソフィを策定し終えたら、その原則に従って生活しよう。

 まず、家庭から始めるとよい。パートナーに愛していると伝えよう。結婚式でダンスをしよう。リスクを恐れずチェレンジしよう。礼儀正しい風変わり者でいよう(すなわち、あなた自身でいることだ)。

 次に、職場でも同様に実践しよう。たとえば、プレゼンをしてみる。昇進のチャンスに名乗りを上げてみる。他人の意見を新たに引き出すことを、あえてしてみる。

 他人の評価への恐怖心に身がすくんでいると感じるときは、その事実をまずは受け入れよう。そのうえで、あなた自身の哲学を思い出し、目の前にあるより大きな目標に再度向き合おう。

 今後は、あなたにとって本当に大切な、選りすぐりの人からのみ、フィードバックを求めるとよい。率直なフィードバックは、熟達の重要な要素だ。

 私のポッドキャスト番組「ファインディング・マスタリー(Finding Mastery)」に出演した際に、著名な研究者でDare to Lead(未訳)の著者でもあるブレネー・ブラウンがくれたアドバイスによれば、この選りすぐりの人の数は1インチ(2.54㎝)四方の索引カードに収まる程度がいい。私からもう1つ条件を付け加えれば、そのカードに記載される人は、あなたの人となりを、そしてあなたが目指している人物像を見抜いている人であるとよい。

 その少数精鋭の意見を大いに尊重して、群衆の騒音は消えるにまかせればいい。そのフィードバックを、あなたの経験に照らして取り込んでいくのだ。

 何よりも覚えておいてほしいのは、能力の限界で働いているときにこそ、成長と学びがあることだ。

 ほぼ完全に膨らんでいる風船をさらに膨らませるのと同様に、パーソナル・フィロソフィに従って生きるには、より多くの努力とパワーが必要になる。だが、そうすることが、あなたの人となりを誠実かつクリエイティブに表現することにつながり、それが推進力となって、より明確な目的と意義のある生活と仕事が実現するだろう。


HBR.org原文:How to Stop Worrying About What Other People Think of You, May 02, 2019.

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マイケル・ジャーヴェイス(Michael Gervais)
ハイパフォーマンス・サイコロジスト。クライアントには、世界記録保持者、オリンピック選手、国際的に高い評価を受けている芸術家や音楽家、メジャースポーツの最優秀選手(MVP)、フォーチュン100社のCEOなどが名を連ねる。心のトレーニングを提供するコンピート・トゥー・クリエイト(Compete to Create)の共同創設者。ポッドキャスト番組「ファインディング・マスタリー(Finding Mastery)」のホストも務める。