2019年7月号

リンカーン大統領に学ぶリーダーシップの真髄

大きな変革を成し遂げるには、感情的知性(EI)が欠かせない

ドリス・カーンズ・グッドウィン :歴史家、伝記作家

ドリス・カーンズ・グッドウィン

歴史家、伝記作家

歴史家であり、ピューリッツァー賞受賞歴を持つ伝記作家でもある。No Ordinary Time, Simon&Schuster, 1995.(邦訳『フランクリン・ローズヴェルト(上・下)』中央公論新社、2014年), Team of Rivals, Simon&Schuster, 2005.(邦訳『リンカーン(上・中・下)』中央公論新社、2013年),The Bully Pulpit, Simon&Schuster, 2013.(未訳), Lyndon Johnson and the American Dream, Harper & Row, 1976.(未訳)など、米大統領の伝記を数多く手がける。最新作はLeadership in Turbulent Times, Simon&Schuster, 2018.(未訳)である。

時代がリーダーを生むのだろうか。あるいは、リーダーが時代を形づくるのだろうか。米国を二分する歴史的瞬間において、エイブラハム・リンカーンほどの適任者がリーダーとして難題に立ち向かった例は、極めて稀だという。その理由は、彼自身が生来の苦労性であり、逆境への強さを身上としていたこと、そして、感情的知性(EI: emotional intelligence)にあふれ、温情と無情、自信と謙遜、寛容と不屈の精神を併せ持ち、プライドが高く気難しい閣僚たちを味方につけ、国民を元気付ける力を備えていたことである。この粘り強い変革のプロセスは、必ずやリーダーの役に立つだろう。

ドリス・カーンズ・グッドウィン歴史家、伝記作家

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