2019年5月号

あなたを苦しめる「わたし」の正体

[インタビュー]理想の自分に囚われていないか

中島 隆博 :東京大学 東洋文化研究所 教授

中島 隆博

東京大学 東洋文化研究所 教授

1964年生まれ。2000年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論助教授、2014年より東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学、比較哲学。主な著書に『ヒューマニティーズ 哲学』(岩波書店、2009年)、『共生のプラクシス』(東京大学出版会、2011年、和辻哲郎文化賞受賞)、『思想としての言語』(岩波書店、2017年)など。

企業名ではなく個人の名前で勝負する時代。SNSで自分を積極的に発信する時代。その表現はさまざまだが、現代社会では自分らしさに価値を見出し、それを武器に戦うことが要求される。しかし、「自分とは何か」という問いをいくら突き詰めても「わたし」は見つからず、その先には苦しみしか訪れない。東京大学東洋文化研究所の中島隆博教授は、そう警鐘を鳴らす。近代哲学の賢者たちは、この難題とどう向かい合ってきたのか。その歴史を読み解く過程で、マインドフルネスやセルフ・コンパッションという禅の思想が注目を浴びる背景が明かされる。

中島 隆博東京大学 東洋文化研究所 教授

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