2007年7月号
P&Gマーケティングの原点
消費者との関係づくりこそ基本
P&Gが一九九八年に発表した「オーガニゼーション二〇〇五」は、思惑とは異なり、組織全体を疲弊させてしまった。二〇〇〇年、新CEOに就任したアラン・ラフリーは、同社のコア・コンピタンスであるマーケティング力の立て直しに、ジェームズ・ステンジェルを指名した。彼はまず、P&Gのお家芸である市場調査の手法を用いてマーケティング部門の意識調査を実施し、同部門のニーズを把握したうえで、崩れた土台の修復に努めた。これが奏功し、P&Gマーケティングは再び輝きを戻した。本インタビューでは、改革の第二幕であるチャレンジについて聞く。それは、消費者を徹底的に理解する活動であった。
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