海外でイノベーションを起こすのは
国内より難しい!?

――アクセンチュアではどのような支援を行なっていますか。

ユルゲン 日本企業が革新的なイノベーションのアイデアを出し、すぐにプロトタイプを作ってテストし、コラボレーションして事業化する全プロセスをお手伝いしています。シンガポールにもイノベーション・ハブがあり、アクセンチュアが持つ幅広いネットワークから、最適なパートナーを選び出すことが可能です。シンガポール政府もそうしたネットワークを持っているので、それらも含めて最適なパートナーが見つかるはず。どんな企業との協業もサポートします。

アリソン アクセンチュアの日本のイノベーション・ハブは麻布にありますが、香港やニューヨークなど各国のハブ同士がつながり、互いに情報を共有しています。ですから、シンガポールで生まれた良いビジネスアイデアを他の国に持っていき、スケーラビリティを持たせることにも力を貸せます。いずれにしてもシンガポールにはイノベーションを生み出せる素晴らしい環境があります。ぜひチャレンジしてください。

横瀧 イノベーションを起こすなら国内でと考えている日本企業がまだまだ多いようです。おそらくそれは、海外でイノベーションを起こすのは国内より難しいというイメージがあるからでしょう。でも、これまでお話したことから、シンガポールなら国内よりイノベーションに取り組みやすいことはわかっていただけたはず。

 ただ、日本企業は、欧米や現地の企業、政府、スタートアップの中から適切なパートナーを探し、エコシステムをつくることに慣れていません。そこをしっかりサポートするのが我々の役目。ぜひ一緒に、世界に羽ばたけるようなイノベーションをシンガポールで起こしましょう。

(取材・文/河合起季 撮影/西出裕一)