身近なところで活用が進む
マイクロソフトのAI技術

――実際に国内でもパートナー企業やユーザー企業の間でAI技術の活用が急ピッチで進んでいるようです。

 昨年辺りから、皆様の身近なところでもマイクロソフトのAI技術が使われ始めています。主な事例をご紹介しましょう。

 例えば、電通様とはOOH(Out Of House)広告などデジタル・サイネージの分野で協業を開始しています。これは画像認識に強みを持つ当社のクラウド型AIサービス「Microsoft Cognitive Services」と電通様のノウハウを組み合わせることで、実際に見ている方に合わせて最適な広告を表示したり、その掲示効果を測定したりといったことをリアルタイムに行うものです。広告主様は掲示場所とオーディエンスに応じて的確な広告を出せるようになり、消費者は適切なレコメンデーションを得ることで自分に合ったものをより短時間で選べるようになるわけです。

 また、エイベックス・グループ・ホールディングス様とは、より満足度の高いライブ・イベントの実現を目指し、Microsoft Cognitive Servicesを活用した来場者分析システムの共同開発を進めています。このシステムはコンサート観客の表情の変化をAIによって分析し、楽曲の構成に応じて感情がどう推移したかを調べるものです。これにより、ライブ中に演奏された楽曲のどの部分で観客が盛り上がったのかを把握して構成を最適化し、よりよいものに改善していけるようになります。これもコンサート主催者だけでなく、観客に対しても大きなメリットをもたらす試みです。

 このほか、東京サマーランド様でも来場者分析などでMicrosoft Cognitive Servicesをご活用いただいています。こちらも来場者の表情をAIで分析してどのアトラクションが盛り上がっているかを把握し、よりよいサービスの提供につなげていこうというものです。