デジタル化によって
ビジネスプロセスを変革

 ライフレイによってビジネスを変革させたのが、米国の高級皮革製品メーカーであるコーチだ。同社は従来、店舗の装飾やレイアウトの指示書を、1000を超える店舗に郵便で送っていたのに加えて、複数のオンラインツールを使い運用が複雑化していた。それらをライフレイのポータルに切り替えることで、完全オンライン化とプラットフォームの統一を実現した。これにより、コミュニケーションの円滑化と年間5000万円のコスト削減を実現した。

 テクノロジーの利活用による効果は、コスト削減だけにとどまらない。コーチは、ブランディングに関わる課題解決や、承認制度などのコミュニケーションの効率化など、いままで実現できていなかった事業運営プロセスの変革も、ライフレイ導入によって達成した。

「デジタル・トランスフォーメーション(DX)は企業文化を変えることでもあります。成功の秘訣は、まずは短期のゴールを設定すること。素早く効果が得られる取り組みと、それを実現するための柔軟で拡張性に優れたシステムを活用すべきです」とブライアン・チャン氏は話す。

日本企業との親和性が高い
オープンソース

日本ライフレイ 代表取締役社長
ブライアン遠藤氏

 ライフレイが日本法人を設立したのは2012年。日本法人で代表取締役社長を務めるブライアン遠藤氏は、同社製品と日本市場との親和性は高いという。

「日本企業はシステム開発を外注するケースが海外企業に比べて多いのが特徴です。ライフレイは技術者に広く認知されており、開発した機能の再利用がしやすいため、システム構築会社にとっても使いやすいというメリットがあります」

 現在、ライフレイを導入している日本企業は製造業や金融業の大企業を中心に約40社。例えば、村田製作所ではお客様向けに会員制ポータルを運営しており、利用ユーザーへのカスタマイズされたコンテンツの提供など、顧客体験の向上に取り組んでいる。