2008年9月号
「超」リエンジニアリング革命
「サービス指向アーキテクチャー」が生み出す
ガートナーの調査によれば、二〇〇七年に構築されたミッション・クリティカルなITシステムの半分以上は、「サービス指向アーキテクチャー」(SOA)によるものだという。この話を聞いて、新手のIT投資物件の登場かといぶかる向きもあろうが、SOAが登場してきた背景、その目的と期待される効果について理解すれば、そのような疑いも解けるはずである。かつて一世を風靡したリエンジニアリングは、自社固有のビジネスプロセスをカスタマイズすることで、効率性と生産性の向上を目指すものだったが、SOAは、ビジネスプロセスの目的や成果、代替サービスや外部化の可能性に注目し、重複の解消と部門横断的な共有、標準化されたプラグ・アンド・プレーによって、二一世紀の事業環境にふさわしいビジネスプロセスの構築を目指す。本稿では、保険会社のハーバード・ピルグリムなどのケースを通じて、SOAのポテンシャルとその導入方法について検討する。
PDF論文:13ページ[約1,239KB]
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