ビジネスモデルを確立させる

 アクセンチュアは、これらの新しいビジネスモデルを探求しようとする電力・ガス事業者には非常に多くの機会があると考えています。将来の成長に向け、電力・ガス事業者は次のようなことをして、早急に準備を始める必要があります。

戦略的な選択をする
 経営幹部は新しいビジネスモデルを評価し、最も意味のある戦略とポートフォリオを選択する必要があります。将来の成長について厳しく自問自答すべき時です。現在のビジネスモデルではどのような成長が見込まれるのか?私たちの資産とサービスのポートフォリオの範囲はどうあるべきか?成長するのに必要なケイパビリティや人材は揃っているか?

「心残りのない」ケイパビリティを構築する
 電力・ガス事業者は新たなビジョンを定義する時、現在の利益を守り、パフォーマンスを向上させながら、最終的に採択するビジネスモデルで結果を残せるであろうケイパビリティの構築に投資をする必要があります。そのケイパビリティには概して系統最適化、規制および関税改革、新たな顧客インタラクションおよびサービスモデルが含まれています。

デジタルオペレーティングモデルを確立する
 デジタルケイパビリティは、消費者のインタラクションを変革し、顧客エンゲージメントを増強し、サービスコストを低下させます。それらは、アセット全体で業務を行い、系統と従業員を管理し、顧客サービスを提供する全く新しい方法をもたらします。重要なことは、それらによって既に競合の参入障壁が下がっているということです。デジタル化は、電力・ガス事業者の新しいビジネスモデルの成功だけでなく、電力・ガス事業者がビジネスの目的を達成するのを支援するという点においても、重要な役割を果たします。

 これらのステップを踏んでいくと、電力・ガス事業者は明確な戦略とロードマップを策定することができます。そのロードマップは、従来型のオペレーティングモデルからデジタル化されたオペレーティングモデルに移行するのに必要な戦略的選択、投資、ケイパビリティを示すものです。その戦略とロードマップを適切に備えていれば、電力・ガス事業者は今後、成長の軌跡を描くことができます。