進化する仕事のエコシステムに今後うまく対処していくために、このマップをどう利用できるだろうか。まず、自組織の現在位置をマップ上に特定し、次に1~3年後にいると思われる位置を定める。そして、次の問いを自問する。「この移行によって、どの部分で最大の価値を創出できるだろうか?(あるいは、最大のリスクを軽減できるか)」

 また、拙著Beyond HRでも示している以下の問いを、自社の戦略と仕事のあらゆるレベルに照らして考えるうえで、このマップは役に立つ。

・戦略的成功、およびステークホルダーへの価値を決定づけるものは何か?

・どの戦略的ポジショニングを、明確化し、実行し、守るべきか?

・実行すべき決定的に重要なプロセス、断行すべき変革は何か?

・どのリソースを、決定的に重要なものとして獲得し、活用し、育て、守るべきか?

・自社の核となる組織体制、ネットワーク、関係性、仕事、人材プールはどれか。それらは改善や変化によって最も大きな影響を受ける。

・仕事、組織文化、エンゲージメント、人材管理に対するアプローチをどう進化させるべきか?

 仕事のあり方は加速的に進化しており、その影響を考えると気が重くなるかもしれない。まずは自社の「ナビゲーションシステム」を築くことから始めよう。そして変化し続ける地形をうまく進んでいくために、厳しい問いを今自問してみることだ。


HBR.org原文:Work in the Future Will Fall into These 4 Categories, March 17, 2016.

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