自分の信じる世界観=哲学は
読書から生まれる

岩佐:ライフネット生命保険の出口治明さんに「なぜ即断即決できるか」と質問したところ、「自分の中に信じられる世界観がある」とおっしゃったんです。それは膨大な読書で身に付けたのだと思います。三谷さんも、読書を通じて確固たるものを身に付けたのでしょうか?

三谷:結果的にそうだと思います。大学生になってから、「大学に行く目的は何だろう……」と考えました。

 一つの答えは、数学という言葉で量子論をちゃんと理解するということ。宇宙のあらゆる現象が数式という言語で記述でき、それを学ぶのが物理学です。非常におもしろい世界だと思っていました。

 もう一つの答えは、哲学を身に付けるということ。宗教や哲学に関するいろいろな本を読み経験をして、自分なりの哲学をつくろうとしていました。

岩佐:そんな人が、なぜ、BCGへ?

三谷:コンサルティングは複雑なデータから構造を見出す理系的な仕事とも言えます。もちろん社会やビジネスは物理学の世界より、もっとぐちゃぐちゃですけれど(笑)

岩佐:三谷さんが、「この人、たくさん本を読んでいるな」と思う人の特徴は?

三谷:語彙、ボキャブラリーの豊富さでしょうか。日常会話で難しい言葉を使えばよいというわけではありませんが、読書によってしか得られないボキャブラリーってありますよね。幅広いボキャブラリーを持っている人との会話は、楽しいなあと感じます。 

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