2002年12月号
コア事業に集中すべきか、異分野に進出すべきか
自社のケイパビリティと顧客ニーズのジレンマ
業界一と評価される広告制作会社の敏腕クリエイターはある時、クライアントの新規事業にアドバイスを求められ、コンサルティング・サービスを提供することとなった。「門前の小僧、習わぬ経を読む」がごとく、見事クライアントの期待に応え、これを新しいサービス・メニューに加えようとした。しかし彼のパートナーは「コア事業から逸脱している」ために大反対する。それでも彼はこのアイデアを実現させんと、隙のない企画書をまとめてきた。さらに、これを聞きつけたかつてのクライアントから「このマーケティング・サービスを提供してほしい」と懇願される。さて、コア事業とは範疇を異にしているとはいえ、クライアント・ニーズに応えて、この新規事業に進出すべきだろうか。
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