2009年4月号
「第二のスティーブ・ジョブズ」の育て方
ブレークスルー・イノベーターを探せ
アップルがいま、そして今後も抱える課題とは何か。それは、「第二のスティーブ・ジョブズ」を発見・育成することである。しかし、二五の組織のイノベーション政策を五年間にわたって調べた結果、イノベーションの必要性を認識していながら、社内のロール・モデルを模倣させる、過去の成功や失敗にこだわるなど、前例主義の呪縛から逃れられない企業が多いことがあらためて確認された。それでも、トムソン・ロイター、マクドナルド、オールステート保険、スターウッド・ホテル・アンド・リゾートなどの企業では、将来のイノベーターを育成するために、徹底的な選抜システム、通常以上の権限委譲、プロジェクト・マネジャーへの任命、複数の先輩社員に師事するメンタリング、イノベーターのネットワークづくりなどによって、イノベーションの持続的な創発に取り組んでいる。
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