IIoTの経済的な潜在性にNACスコアが及ぼす影響とは?

 フロンティア・エコノミクスとの協働により、アクセンチュアは先進国および新興国20カ国においてIIoTがGDPにもたらし得るインパクトをモデル化しました。さらにIIoTの経済的な潜在性にNACスコアが及ぼす影響を明らかにするため、このモデルから二つの異なるシナリオを想定しました。「現状を維持した場合のIIoTの経済的インパクト」および「追加措置を講じた場合のIIoTの経済的インパクト」です。

  前者のシナリオでは、各国のNACスコアと計画中の投資レベルが現状を維持した場合を仮定しています。この条件下では、IIoTは2030年までに10.6兆米ドルの累積GDPを20カ国にもたらすと推定されます。後者のシナリオでは、各国のNACスコアが改善され、IIoTテクノロジー/製品/サービスへの投資が50%拡大すると仮定しています。この条件下では、同時期の累積GDPは14.2兆ドルに跳ね上がると推定されます。

  企業と政府のリーダーは4本柱のいずれかの要因に改善措置を講じることで、NACスコアのランキングを上げることができます。どの要因を改善するべきかは、国によって異なります。短期戦略であれば、政府がIIoT関連テクノロジー分野での調達を拡大するという方法があります。長期戦略であれば、国内の教育システムや労働力のスキルを改善/向上することによって、IIoT経済のニーズに応えるというアプローチが考えられます。

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出典

10 . OECD & The European Commission (Eurostat), The Measurement of Scientific and Technological Activities Oslo Manual: Guidelines for Collecting and Interpreting Innovation Data, 3rd Edition, 2005.