2009年8月号
不況期の上司の心得
「見通し」「理解」「調整」「思いやり」が必要
人は権限を持つと、だれでも自己中心的になり、相手のニーズや言動に関心を払わなくなる。さらに悪いことに、多くの人が「中心性の誤謬」と呼ばれる権力中毒に犯されやすい。一方、従う側の人たちは、上司の表情や言動を逐一観察し、困ったことに、たいてい悪い方向に解釈する。不況期になると、これらの傾向がいっそう顕著になる。職場に広がる疑心暗鬼や懸念を振り払い、安心して仕事に向かわせることが、よき上司というものである。そのためには、「見通し」「理解」「調整」「思いやり」という四つのリーダー行動が要求される。
PDF論文:13ページ[約1,750KB]
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