ひとたびピラミッドの頂点に達すれば、離れているが類似性のある異分野の専門家への紹介を得る確率が高くなる。というのも、ピラミッドの頂点にいる人たちは、好奇心旺盛かつ博識であり、人脈も豊かなため、専門領域外の人たちとも交流したがる傾向があるからだ。

 上記プロセスをまとめると、以下のようになる。

 我々の調査によれば、ピラミッド探索は入念かつ系統立てて行う必要がある(英語論文)。まずはブレーンストーミングを通して、類似性があると思われる分野を数多く挙げ、それぞれの出発点となる人たちを特定する。ターゲット以外の分野の人にもインタビューすれば、類似分野の専門家への紹介を得る確率がそれだけ高くなる。

 探索チームにはインタビューの経験が豊富なメンバーを揃え、ピラミッド探索を成功させるための原則を理解してもらう。最初に設定したイノベーションの問題を、インタビュー相手にどう説明するかが重要だ。その問題について相手が自身の知識を関連づけられるよう、うまく伝える能力が求められる。

 インタビューごとに、相手からどれほど知識を得たか測定しよう。それほど有益な学びが得られていなければ、進んでいる方向が間違っていることになる。インタビューを重ね毎回多くの知識を得てきたが、突然上のレベルへの紹介が止まることがある。その時はおそらく、ピラミッドの頂点に達したということだ。何人かから同じ名前を聞いた場合も、その人物が頂点である可能性が高い。