経営者、キャラクターを見てひらめく

小杉:そういうわけです。もちろんこのお寿司のタイポグラフィは他のお寿司屋さんも出来なくはないと思うんですけど、顔のキャラクターを昔から持っていた玉寿司さんがやるのが、一番自然だと思うんですよね。

 これを玉寿司のアイコンとして定着させるために、例えばイベントの時のTシャツにしたり、湯のみにしたり、手ぬぐいのようなものでオリジナル商品を作ったりも出来ると思います。あとは、なぜかガムテープも考えてみました。

中野里:お土産の時にぺたっと貼って。

小杉:まさにそうですね。他にも、スタンプを作って、職人が一筆書いた横にポンって押してあるとか、手書きメニューに一つ押しておくだけですごくチャーミングになるのかなと思います。イベントや新しい商品開発など、「攻める」方ではこのキャラクターを使って積極的に色々なことをやった方がいいのかなと思いました。

 まとめますと、時代やお店によって使うロゴを悩むのも、玉寿司さんならではの柔軟性があるからこそだと思います。ただ、毎回対応を変えるのではなく、地に足をつけてというべきか分かりませんが、守るものは手巻きロゴの佇まいとして残して、攻める方がキャラクターを使いながらもっともっと広げて行く、と整理する考え方もあるのかなと思っています。

中野里:なるほど。

小杉:具体的なアウトプットをこれにしましょうという提案ではなく、会社として攻めと守りをちゃんと決めることで、新しいアクションやお客様へのサービスも見えてくるのかな、というのが今日お話したかったことです。

中野里:あー、そうですか。ありがとうございます。うーん、なるほど。これは、でも…。伝統と遊び心というか。(沈黙4秒)それをどのようにロゴで表現するかということだということですよね。攻めと守り、ですよね。

小杉:はい、そうですね。