2006年4月号
コンセンサス重視か、建設的な対立か
意思決定プロセスを見直す
ミネソタにあるサプリメント・メーカーはヒット商品を当てて、いまでは業界リーダーの地位に君臨している。さらなる成長を求めて、新商品の開発に取り組み、市場テストの結果も上々である。ところが、これを飲んだ人たちの一部に副作用が表れたという。CEOは急きょ会議を招集し、リコールを決めた。その後、リコールは間違いであることがわかったが、これが契機となって、経営陣内のギクシャクが表面化し、CEOは取締役会から意思決定プロセスの見直しを迫られる。彼自身は、前の職場でのカリスマ・リーダーによるトラウマから、民主的なコンセンサス経営を志向しているが、周囲からはどうも優柔不断に思われているらしい。はたして、どのように意思決定プロセスを再構築すべきなのか。
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