2.信頼関係を築いておく
 自分にフィードバックをくれるような立場にある人たちと、少しずつ関係を深め信頼を築いておこう。そうすれば、フィードバックを受けることに対して安心感が生まれる。

 ワシントン大学の社会心理学者で、人間関係の権威であるジョン・ゴットマンの研究によれば、以下の方法が役に立つという。

●個人的な話題をフィードバック提供者に打ち明けることで、親近感が生まれる。食事の席などで実践してもいいが、その機会がない人もいるだろう。フィードバックの対話が始まる時に、相手が本題に入る前の数秒間で、いまの気分を率直に伝えるとよい。

●日頃から、些細なことに対しても感謝を伝えよう。職場では往々にして、感謝の表現は控えめすぎる。自分の謝意を相手はわかってくれているものと決めつけたり、変に誤解されることを恐れたりするからだ。そうしてポジティブな感情と親近感を醸成する機会が失われる。これらはフィードバックの対話からストレスを取り除くうえで有益なのだ。

●相手があなたの関心を欲しているというサインに、気づいてあげよう。これは「ランチへの誘い」のように明白な場合もあれば、「アイコンタクトを求める視線」のように些細なものもある。そうした働きかけに反応を返すことが大事だ。あなたの注目が欲しいという相手の希望を、その時点ではかなえられなくても、ただ気づいてあげるだけでも関係を深めることはできる。