計画を立てることに固執してはいけない。どの道、その計画は修正することになるから

●スーザン・ウォジスキ(ユーチューブCEO) ジョンズ・ホプキンス大学での講演

「もう1つ覚えておくべきなのは、『計画は破られるためにある』ということです。自分が楽しんでいることや発見したことについて、掘り下げてみて決断を下すために多少の準備は必要です。しかし私が皆さんの年頃に立てた計画に固執していたら、これまで経験してきたどんな出来事も味わえなかったでしょう。テクノロジーとは創造性に富むものであると気づくことすらなかったでしょうし、テクノロジー業界でキャリアを歩み始め、グーグルやユーチューブに加わることもなかったでしょう。私が大学を卒業した時、インターネットは今日のような形では存在していませんでしたから。私たちはペンではなく鉛筆書きで、計画を考えるべきなのです」

つまり、世の中はめまぐるしい早さで変化している

スティーブ・ブランク (スタンフォード大学コンサルティング准教授) スペインのESADEビジネススクールでの講演

「まず皆さんにお願いがあります。このようにお手元の携帯電話を高く掲げてください。さあ、周りを見渡してみましょう。これだけたくさんの携帯電話の中で、ブラックベリーはありますか? ノキアはどうでしょう? よく考えてください。いまから7年前、ノキアの携帯電話の市場シェアは50%でした。アップルはゼロです。実際にアップルが初代iPhoneを出荷したのも、グーグルが自社製OSのアンドロイドを発表したのも、たった7年前の出来事でした。そこから現在まで早送りしてみると、アップルは世界で最も利益を上げているスマートフォンの会社となり、スペインでのアンドロイド端末の市場シェアは90%以上を占めています。では、ノキアはどうなりましたか? スマートフォンの世界シェアがわずか5%に減少しました。皆さんはいままさに、創造的破壊と破壊的イノベーションの進行を目の当たりにしています。これが、資本主義経済における進歩という名の矛盾です。これからキャリアを重ねるにつれ、容赦ないイノベーションの嵐に直面することになる皆さん、卒業おめでとう」

だれもが困難に直面するが、肝心なのはどうやって対処するかである

●ジル・エイブラムソン(ニューヨークタイムズ紙の元編集主幹。女性として初の編集トップとなったが、就任3年後の今年5月に解任) ウェイクフォレスト大学での講演

「ウェイクフォレスト大学を卒業するということは、皆さんがすでに成功を体験したことを意味します。しかし中には、だれかにふられたり、志望通りの仕事に就けなかったり、大学院から悲惨な不合格通知をもらったりした人もいることでしょう。敗北の痛みや、切望していたものを得られなかった痛みを、皆さんは知っているはずです。そういう出来事を経験した時こそ、自分の真価を見せつけてください」