候補者のマーケティングのスキルに加え、テクノロジーと分析に関する能力を測るには、口頭と筆記の両方による審査が必須である。以下のような質問をして、筆記による回答を求めるとよい。

●マーケティングの立案と投資において、どんな方法で意思決定を行っていますか。

●数値化(メトリクス)とアナリティクスの違いは何ですか。

●あなたのこれまでのマーケティング活動で、最も役に立った分析手法は何ですか。

●「マーケティング・データ」とは何か、説明してください。

●マーケティングにおいて、テクノロジーはどんな役割を果たしていますか。

●マーケティングは、企業にどう価値をもたらすのですか。

●データとアナリティクスは、マーケティングをどう変えたのでしょうか。

●これまでの経歴のなかで、どんな先進的な分析手法に接したことがありますか。


 新世代のマーケターには、建築家やエンジニア、科学者のような考え方が求められる。マーケティング環境では、設計、実験、診断、分析、適応は毎日実践できるし、されるべきである。こうした進化は、マーケティングの分野に現れ始めた肩書きを見てもわかる。エクスペリエンス・アーキテクト、データ・サイエンティスト、ウェブエンジニア、ウェブキュレーター、マーケティング・テクノロジスト、マーケティング分析マネジャー、顧客体験マネジャー、といった具合だ。今日のマーケターは、あらゆる物事が測定可能な環境で、顧客のライフサイクル、顧客との対話、顧客関係を管理する。顧客との関係を深く理解し、個々の顧客に合わせてサービスを個別化し、継続的に改善していくうえで、データとアナリティクスを駆使する能力は欠かせない。マーケターになること、そしてマーケターを雇うことは、いまこそ重大な意味を持つ。

 

HBR.ORG原文:How to Find, Assess, and Hire the Modern Marketer January 6, 2014

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アデル・K・スウィートウッド(Adele K. Sweetwood)
SASインスティテュートのマーケティング担当バイス・プレジデント。