「日本語習得」への抵抗感は意外と低い

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IITの特別な日本語プログラムを学ぶ学生と

 インドを含む外国人材採用に際しては、「言葉の壁」を心配する方も多いことでしょう。実際に採用した場合、入社までの半年~1年の間、現地の日本語学校で日本語を学んでもらい、来日までに日常会話を身に付けてもらうといったケースが多くみられます。

 ほとんどの学生は、日本語を学ぶことに対してそれほど抵抗感を持たないようです。というのも、インドでは日本のマンガが大人気。日本文化には親しみを感じているのでしょう。地頭の良さもあり、日常会話なら3ヵ月~半年でマスターできる学生が多数。私たちはアジアのさまざまな国の学生と日本企業の間を取り持っていますが、その中でもインドの学生は日本語の習得が早いほうではないかと感じています。 

IITだけじゃない、インドの優秀大学

 インドの大学はIITだけではありません。デリー工科大学、ビッツピラニー大学を始めたとした、IIT学生に引けを取らない優秀な学生を擁する大学が数多く存在します。日本企業がインドの学生の志向を理解し、正しいアプローチを行っていくことで、いいマッチングが生まれ、双方の成長に結びついていくはずです。 

最後に。日本企業のグローバル人材採用は、きっとうまくいく!

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デリーの大学にて面接中

 IIT採用を含め、外国人材採用は一朝一夕に実現できるものではありません。そもそもどんな人なのか?どうやって受け入れれば良いのか?何を気にすれば良いのか?考えれば考えるほど、課題だけが積もっていくと思います。その課題を明確にするためにも、まずは一度トライしてみることを推奨したいと思います。日本に学生を来日させての数日間の短期インターンシップ、数週間の長期インターンシップを行うのも良いでしょう。現地に行き、キャンパスを歩き、学生と会って話をするだけでも多くの気づきを得られます。

 最後になりますが、今回の連載がこれからのグローバル採用スタンダードに向けた新たな一歩を踏み出す助けになれば幸いです。日本企業のグローバル人材採用は、きっとうまくいく

 

【バックナンバー】
第1回:世界中のIT企業がこぞって欲しがるインド工科大学(IIT)の学生とは
第2回:インド工科大(IIT)での採用活動は、一日勝負。厳しいルールに縛られた採用競争とは。