2010年7月号

顧客資本主義の時代

株主価値から顧客満足への転換

ロジャー・マーティン :トロント大学 ジョセフ・L・ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 学長

ロジャー・マーティン

トロント大学 ジョセフ・L・ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 学長

1937年、バーリとミーンズが、所有と経営の分離を主張した歴史的著作『近代株式会社と私有財産』を発表し、経営者資本主義の幕が開けた。しかし76年、ジェンセンとメックリングが、企業の究極の目的は「株主価値の最大化である」と訴え、株主資本主義がこれに取って代わった。一方、株主ではなく「顧客」を最優先する経営を貫いてきた企業がある。たとえばJ&JやP&Gなどは、ジャック・ウェルチがCEOだった頃のGEよりも利益成長率は高く、長期的かつ安定的に株主価値を創造していた。いま「顧客資本主義」と呼ぶべき新たな資本主義を目指すべき時であり、それは明らかに株主価値経営よりも優れたコンセプトである。

ロジャー・マーティントロント大学 ジョセフ・L・ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 学長

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