2010年10月号

ハード・ディスカウンターの脅威

消費財メーカーは自社ブランドを守れるか

ジャン=ベネディクト E. M. ステーンカンプ

ジャン=ベネディクト E. M. ステーンカンプ

ノースカロライナ大学チャペルヒル校 ケナン・フラクグラー・ビジネス・スクール 教授

ニラマルヤ・クマー

ニラマルヤ・クマー

ロンドン・ビジネス・スクール 教授

ドイツのディスカウント小売チェーン、アルディは世界一の低価格を武器に、ずっと2桁成長を続けており、アメリカ市場もその射程圏にとらえている。ヨーロッパでは、これら「ハード・ディスカウンター」の競争が激しく、その結果、ナショナル・ブランドは売上げを年2500億~5000億ドルも失っている。これは他の先進諸国にも広がっていくだろう。 彼らのビジネスモデルは、販売する商品全体の半分以上を超低価格のプライベート・ブランド(PB)で構成し、品数を1000~1500種類に絞り込み、少人数のスタッフで店舗を切り盛りすることで、サプライチェーン全体のコストを大きく引き下げるというものである。 ハード・ディスカウンターはPBが収益減であるため、実は消費財メーカーとも競合している。しかし消費財メーカーは、彼らのことを見くびっていたため、寝首をかかれ、いまでは完全に押されている。筆者らの調査によれば、消費財メーカーは、ハード・ディスカウンターと手を組み、サイズや外箱を変更したり、価格差やブランドのリニューアルを利用したりすれば、共存共栄できるという。

ジャン=ベネディクト E. M. ステーンカンプノースカロライナ大学チャペルヒル校 ケナン・フラクグラー・ビジネス・スクール 教授

ニラマルヤ・クマーロンドン・ビジネス・スクール 教授

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