多様な価値観が混在する世界で
日本人が強みを発揮できるプログラム

アルーは現在、日本以外に中国、インド、シンガポール、フィリピン、インドネシアに拠点がありますが、このアジア展開にはどういった意味合いがあるのでしょう。

 日本からの地理的な近さという地の利はもちろんですが、2030年くらいまでのスパンで考えた時、アジア圏は世界のメインマーケットに成長することが予測されます。よって、日本企業や日本のビジネスパーソンが活躍の機会を得やすくなるという見通しがあります。

そうなると、これまでとはかなり違うやり方でビジネスが行われているかもしれませんね。日本人の働き方も変わっていくのではないでしょうか。

 その際に大切なのは、「ダイバーシティマネジメント」という考え方です。多様な価値観やバックグラウンドを持った人々が、グローバル規模で一緒に働ける環境をいかに築いていくかが今後ますます大きな課題になると考え、当社では、ダイバーシティマネジメントにフォーカスしたプログラムを提供しています。

 今後は、労働人口の減少で、女性やシニアがもっと活躍しやすい労働環境をデザインする必要があります。そういう時代に企業は、自分と異なる考え方や立場を互いに認め合い、その上で一つの方向に向かっていく組織づくりにシフトしていかなければ、企業は活力を維持しにくくなると思うのです。

 ダイバーシティマネジメントがカバーする領域は広範です。例えば、それまで補助的な事務しか経験したことのない女性が総合職に近い職種に転換する時、どういう意識をもって働けばよいか、どんなスキルが必要なのかなどを知ってもらうことや、シニアの方がどうすれば自分らしく活躍できるかを考えることなども含まれます。

 しかし、ダイバーシティへの対応は、個人の教育だけでは解決できない面もあります。多角的なアプローチで新しい企業文化をつくっていくという大きな視点で取り組むことも必要です。さまざまな考え方や立場、生活スタイルを持つ周囲の人々に対して、個人がどういった意識で仕事に取り組めばよいかを詳細に伝えていくことも大事ですが、企業のマネジメントにおけるスタイルや意識そのものを変えていく必要もあります。 

アルーのグローバル人材育成へのステップ。日本人ならではの強みを国境を越えたビジネスシーンで生かす方法を身に付ける