消費者だけを見ていては、ゴールにたどり着けない

 消費者の行動が変わるためのカギを見つけ出すためには、さまざまな仮説→検証を緻密に繰り返すことが必要ですが、ただし、これだけではまだ売り続ける「仕組み」にはなりません。もちろん、マーケターが常に目指すべきゴールは、ユーザー、顧客の満足にあります。しかし、顧客満足をゴールに置くからと言って、消費者インサイトだけを見ていても、そのゴールには到達できません。なぜならビジネスには流通など社内外に様々ステークホルダーが存在し、それぞれ異なるインサイトを持っているからです。

 従来は、“消費者”に響くストーリーをつくれるかどうかという視点から、「ストーリーテリング」の有用性が語られてきましたが、売れ続ける仕組みをつくるためには、消費者だけでなく、“すべてのステークホルダー”の心を動かすことのできる事業全体の創造性溢れるストーリーが必要なのです。次回、詳しく解説します。

*次回は4月14日(月)公開予定。

 

【連載バックナンバー】
第1回 売れ続けるために必要なのは、マーケティング・ストーリー