実現のためのチェックリスト

 金額に見合う価値を備えた商品をつくり出す技を身につけるには、次の3ステップの戦略が必要になる。各ステップにおけるチェックリストを以下にあげる。

ステップ1:商品開発
 商品開発においては、いわゆる「マジック・プライス・ポイント」で必要な機能を提供する、シンプルなポートフォリオを設計する必要がある。「狙った価格帯を実現できるよう設計する」アプローチである。

●それぞれの消費者セグメントのニーズや彼らが望む商品特性を理解しているか。
●消費者が重視しないコストはすべて取り除いたか。
●優れていると実証された価値を提供しているか。
●自社商品は、ターゲット消費者層が購入できる価格帯で販売されているか。
●回転が速く、商品カテゴリー全体の利益のうち相当なシェアを稼いでいる品目があるか。
●小売パートナー企業に商品を魅力的にディスプレーする方法を提示しているか。
●消費者をワンランク上の消費へ誘導する道筋を用意しているか。
●店頭で価値や明確なベネフィットを強く訴求しているか。

ステップ2:サプライチェーン
 生産プロセスでは、資金が少なくてすみ低コストの現地調達先を開拓する必要がある。サプライチェーンに不必要な要素をもっている余裕はない。

●原材料を探す際に現地サプライヤーを活用しているか。
●分散型生産体制を活用することで輸送費を節減しているか。
●製造のアウトソースにより労働コストを削減しているか。
●毎年、製品レベルで5%以上の生産性向上を実現しているか。
●不必要な包装材料はすべて排除し、原材料を精選し、革新的なパッケージ法を導入しているか。

ステップ3:市場アプローチ
 商品を消費者に届けるには、農村部や遠隔地での流通チャネルを見つけ、店頭でのブランディング施策を活用し、店舗内で支配的なポジションを築かなければならない。

●流通網を最大限拡大するために活用できる、コミットメントやロイヤルティの高い卸・流通企業をリストアップしているか。
●流通、配架シェア、回転率を追跡し、監視しているか。
●小売店が認知度や消費者の来店頻度を向上させ、新規利用やトライアルを推進するのを助けるために、販促チームの小売店訪問頻度を最適化しているか。
●最も辺鄙な市場にもリーチしているか。